昨日は、7月15日(祝)の振替で、月曜日コースをボクがまわりました。
2号車担当クミちゃんのピンチヒッターです。
曜日が違ってお休みの方も多く、施設へも行かないのでユッタリでした。
空き時間に、とある施設へ営業に行ったときのこと・・・・。
急に訪問したにもかかわらず、責任者の方がお話を聞いて下さり、真剣に対応して下さったのに、その後の印象が何か胸の奥がザワザワ・ザラザラしました。
何でなんだ?と一日中考えていたのですが・・・。
事務長さん「以前は大手で移動販売を毎月来てもらってました。」「でも、なんの知らせもなく急に来なくなったんです」
ボク 「それは、入居者さん困られたでしょう?」
事務長さん「いいえ、全然。」「うちは買い物代行もやってますし、元気な人は自分で買いに行きますし。不便はないです」
ボク 「はあ、でも楽しみにしている方もおられたでしょうに。」
事務長さん「結構たくさん買っておられましたが、無ければないで特に問題はありません。」
売り込みに防御バリアをはっておられたのかもしれませんね。
でも、
「モノが手に届けばそれで良い」のかなぁ~
「自分で選ぶ楽しみ」、気分転換・・・。
ボクは、今まで20回以上手術をし、体が自由に動かせない人の気持ちがよく分かります。
もどかしい・申し訳ない・辛い・しんどい
欲しいものがあっても、頼みづらい。
頼んだとしても、自分の思っているモノと違ったモノを買ってきてもらっても、「まあいいか」
入院中は、頭を洗ってもらうだけでも、ものすごく気分転換になります。
元気な人が当たり前と思っている事が、高齢の方々には特別なことだってきっとたくさんあると思います。
洗髪も、ネイルも、足を洗うことも、そう。
おやつを自分の目で見て選ぶ事も・・・・。
チノ先生は以前いってました。
「営業すると、2種類の考え方をする施設に分かれる。」
「一つは、利用者さんが喜ぶ事を考える施設」
「もう一つは、職員さんの手間が増えることを嫌う施設」
移動販売だけが入居者さんを満足させる方法ではないですが、満足度のトップクラスを誇るイベントだと思います。
ボクらの会社は、ご利用者さんが喜ぶ事を考えられる人や施設とのご縁を大切にしていきたいと改めて感じました。