ボランティア団体や公共団体にくるみーるの話をすると、決まって言われる事が「営利企業は・・・」という文句。
営利企業と非営利企業と社会企業の区別を理解されていないのでは?と思うこともあります。
そもそも、『公益性の高い事業は収益性が低い』事が多いです。
だから、税金や補助を受けてサポートしていることが多多あります。バス交通しかり、ゴミ処理、福祉関連等々。
社会企業は公益性の高い事業でありながら収益を上げることを目標にしています。でも、難易度が高い。
でもこれからは税収は増えません。今や町でも税金を取るだけでなく、自前で歳入を増やすように工夫することが求められるようになってきました。例えば、広報紙に広告を掲載したりすることは昔は理解が得られなかったでしょうが、今はむしろ積極的にやるように変わってきたと思います。ネーミングライツなんかも同様です。
ノーベル賞を受賞したムハマド・ユヌス教授のように、公益性と収益性を両立させる、高い技術と強い志が必要になります。
『税金の補助をを受けない福祉活動』がくるみーるです。
安易に「お宅は営利企業だから・・・。」と、ろくに話も聞かずに、門前払いされると悲しくなります。
社会企業の大事さをもっと多くの人に知って欲しいと思います。
代表的な社会企業
● 日本理化学工業
この会社の話をすると僕は条件反射のように目頭が熱くなります。
想像を絶する苦労を工夫で乗り越える、素晴らしい会社です。
http://www.rikagaku.co.jp/handicapped/
● 植松電機
植松努さんのYouTubeは100回は見ました。
何度見てもいいですね。
一言一言が「やったことがある人だから言える」深い言葉です。
https://www.youtube.com/watch?v=gBumdOWWMhY
● スワンベーカリー
クロネコヤマトの宅急便生みの親、小倉昌男さんの第二の人生です。
心から尊敬します。
宅急便をつくったときの論理的思考、何が第二か決める勇気、度量。
くるみーるの参考にさせていただきました。
http://matome.naver.jp/odai/2136781573572294501
● Samhall
世界にはとんでもない会社があると思い知らされました。信じられないです。
でも、きっと将来、日本でもこんな社会企業が現れると信じています。
http://www.prop.or.jp/global/samhall/20090115_01.html
● グラミン銀行
ムハマド・ユヌスさんはノーベル平和賞を受賞しました。収益性が低いという社会企業の常識を破ったすさまじいパワーに時代の流れを感じます。
僕はこの会社のロゴが大好きです。シンプルでわかりやすく、バングラデシュと一目で分かり、家にも、上向き矢印にも見える。誰が考えたんでしょう?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%8A%80%E8%A1%8C
● 伊那食品工業
かんてんぱぱガーデンに行きました。心が洗われる思いです。
ジャンルが違うかも分かりませんが、僕にとっては立派な社会企業です。
http://toyokeizai.net/articles/-/112055?page=2