●チェーン店でなく“地縁店”を目指します。
志の高い、地域のボランティアに支えられる組織です。と言ったら格好良いんですが、お金がない・収益が上がらないからこうするしかありません。
拠点となる惣菜製作所は建物・土地を無償でお借りします。
「作っている野菜を持ってきてあげるよ」という方もいます。お総菜の材料になります。
惣菜を作っていただく方々も、手弁当の方々です。
くるみーるの歌は地域の音楽教室先生に作曲していただきました。
Webも私のお客様に作っていただく予定です。
お金がなくても、人を知っていればなんとかなるものです。まさに「人知り300両」。夢を語ることがどれだけ大切なことかよく分かりました。
● 「当たり前」を目指します。
買い物弱者のためにとは思いますが、こういった方々にとって移動スーパーは電気・水道・ガスと同じライフラインです。
私も含めて、多くの方はライフラインは“当たり前”のもの。移動スーパー「くるみーる」も感謝されることを目指してはおりません。だれもが、買い物を自由にできる社会は当然の権利。いちいち感謝なんかしません。ないといけない「当たり前」を目指します。
● 地産・地消・地働・地援・地友の幸齢社会を目指します。
忘れられない光景があります。お世話になっている長野県のブドウ農家の宮下さんや原さんが所属するU直売所。農家さんが自前で立ち上げた直売所です。ご高齢の農家さんから、プロの農家さんまでたくさんの方がイキイキと仕事をされ、作業所では奥様達を中心に惣菜を楽しそうに作っていました。目が輝いておりました。人の役に立つということはこんなに自分を輝かせることになるのかと発見させられた出来事でした。
斑鳩町はどうでしょう?残念ながらまだ、そこまでにはなっていません。高齢の方が生涯にわたって、活躍できる場が少ないと思います。
● 誰もが誰かの役に立つ社会を目指します。
石川県加賀市の「移動スーパーかも丸くん」。自社で惣菜を作っておられます。女性陣を中心に朝から大忙しです。
私もあの光景を見て、こんな風にしたいなあと思いました。
どんな人にも、役割は絶対あります。高齢の方はラベル貼りやパッキングなら得意かも分かりません。お客様であるおばあちゃんは、癒やしの達人です。販売者を元気づけてくれるでしょう。サービスの提供者・受け手の垣根を越えて誰かが誰かの役に立つ仕組みが作れるのではと妄想しています。